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ISummit 2008/ccJP

From ICommons wiki

Contents

[edit] Track details

Track name and strapline: Frontiers of Openness in Japan

Facilitator: Varies by sessions.

Room Allocation: Conference Hall and Room 204

Media Allocation:Room 204: LCD projector, Screen, podium, sound adjustment table, projection operating table, 2 wireless mics (handheld), 1 wired mic, 1 mic stand (floor), 2 mic stand (table), 1 white boards, 2 presentation panels (to hang stuff). Click here to see a picture of the floor plan and tech equipment in the room.

Conference Hall: DLP projector, screen, podium, portable mixer cart, projection operating table, 2 wireless mics, 1 mic stand (table), 1 mic stand (floor)

[edit] Goals

[edit] Outcomes

[edit] People

[edit] Organisations

[edit] Track Summary

This track has three major components:
- Panel discussions are in Japanese language, showcasing and examining various fronts of free cultures in Japan, technological infrastructure, law and policy, education, content business, among others.
- Two academy sessions feature the world's leading figures in free culture, and their lectures are offered in English with simultaneous translation into Japanese.
- Workshops are held to give participants hands-on experience on creating and remixing digital cultural works. Some are with bilingual instructions.

[edit] Session 1A: Academy Session I (tentative title)

Session summary: Free/ open cultures according to the leading thinkers in the field. (Details to be decided).

People involved: Lawrence Lessig, Joi Ito.


アカデミーⅠでは、スタンフォード・ロースクールの教授でありCCの提唱者であるローレンス・レッシグ氏と、現米国CC理事兼CEOである伊藤穣一氏によるスピーチが行われました。 レッシグ氏は、クリエイティブ・コモンズが始まった理由について、またクリエイティブ・コモンズのフィロソフィについてスピーチを行い、伊藤氏はクリエイティブコモンズが行っている取り組みについてスピーチを行いました。


[ローレンス・レッシグ氏]

まず、レッシグ氏は著作権の禁止権・独占権としての機能を説明した上で、著作権の存続期間の延長はクリエイターのインセンティブにはならないと述べました。 著作権の存続期間延長は、ウォルト・ディズニーの意見に立脚して成立したと言われます。確かに、経済的利益を生む独占権の延長を求めることを誤った行為と言い切ることは困難です。しかしレッシグ氏は、著作権法政策については、(経済的動機ではなく)最も品格ある選択を行うべきではないかと述べます。

ミッキーマウスの最初期の作品『蒸気船ウィリー』は、バスター・キートンの『キートン船長』のパロディ―「remix」として制作された映画でした。現在、著作権を徹底的にコントロールしているディズニーでさえ、その最初期の作品はremixとクリエイティビティの最高の融合という形で生み出したのです。レッシグ氏は、「remix」によるクリエイティビティを、新たな時代の文化・新しい時代の識字率であるといいます。 レッシグ氏は、サンプルとして、いくつかのコンテンツを挙げ、会場で実際に放映しました。例えば、ビートルズの『ホワイトアルバム』とジェイ・Zの『ブラックアルバム』の音源をリミックスしたデンジャーマウスの『グレイアルバム』、Youtubeにアップロードされている日本のアニメ『NARUTO』とポップ・ミュージックのMAD(合成)ムービー、ディズニーとヒップホップのMADムービー、ブッシュ大統領の演説の映像とラブソングを合成したムービーも放映しました。いずれも、斬新で風刺的であり、これまでとは異なるコンテンツの新たな魅力を引き出していました。或いは、あまり代わり映えのしないメジャーの作品郡よりも、余程エキサイティングであるように私には思えました。

このようなremix文化の発達は、インターネットに代表されるIT技術の進化によって実現されました。これに対して、著作権の強化は(リミックスのソースとなる)情報の自由な利用を規制し、remix文化を規制する働きを持つと言います。

しかしながらレッシグ氏は、自身は著作権不要論を唱えてはいないこと、そしてバランスが重要であることを強調します。 技術革新による表現の自由化―remixと、著作権による規制の、両者が共にエスカレートすることで不幸な「copyright wars」が生み出されました。著作権が今後が極めて重要な存在であることは間違いないでしょう。しかし、常に「オールライトリザーブ」である必要はなく、必要な権利以外は自由にしても良かったのではないか。そうすれば、違法行為は行われなかったのではないかと問い掛けたのです。 クリエイティブ・コモンズは、このような理念を実現し、極論に対するアンチテーゼとしての運動を行うため、2001年に設立されました。そしてこの流れの中で、iSummitも生まれることになったと言います。

レッシグ氏は最後に、技術が花開くためには、アーティスト、クリエイター、ライター、学者、保護者等が一団となって、運動して行くことが必要であると述べました。誰もがクリエイターとなり得る今日、この運動に私達も、誰しもが、決して無縁ではないことを強く実感しました。


[伊藤穣一氏]

伊藤氏は、レッシグ氏のスピーチを受ける形で、クリエイティブ・コモンズが具体的に果たす役割について述べました。

伊藤氏は、テクノロジーの発達によるイノベーションの実現を強調します。また、そこではライセンスの法的・技術的互換性とそのための標準化が欠かせないことを述べました。

まず伊藤氏は、テクノロジーの発達によりコンテンツを発信するためのコストが減少したといいます。従来のコンテンツ産業は出版産業と近い意義を持っており、多大な製作コスト・流通コストのためにクリエーションには企業が重要な役割を果たしていました。しかし、テクノロジーの発達によって製作コスト・流通コストが軽減されることにより、クリエーターと消費者が直接繋がることができます。ワンクリックで世界と繋がるグーグルは、その良い例であるといいます。 また、プロではないアマチュアのなし得る可能性についても言及しました。リナックスに参加しているプログラマーは、マイクロソフトに就職できないからではなく、マイクロソフトが嫌いだからでもなく、リナックスに対する愛を動機として参加しているのだといいます。企業中止の国家はアマチュア・イノベーションの価値を過小評価しますが、プロよりもアマチュアの方が面白いことを実現できるのではと述べました。

このようなテクノロジー、特にネットワークの発達により、世界中がクリエイティブな面で繋がると思われましたが、次の問題、すなわち著作権の壁にぶつかったと言います。レッシグ氏の言うようにリミックスは今日クリエーションの手段としては容易になりましたが、技術的・法的エネルギーが必要となるのです。 例えば、オープンソースやコンテンツは魅力的な手段ではありますが、相互接続が困難であることが問題であると述べました。この点について、伊藤氏はCCLearnという複数の教育機関で教材をオープンにするプロジェクトを挙げます。この試みでは、各教育機関で弁護士が各々ライセンスを作成しているため、いくつかの教材を用いようとした場合にライセンスの法的・技術的互換性ができない場合があり、又はトランザクションコストが過大になる場合があります。ここにオープンソースの弱点があるといいます。 そこで必要とされるのはライセンスの標準化です。クリエイティブコモンズは、非営利/営利利用、著作者の明記等、選ばれた数種のアイコンのみによるシンプルなルールが、47カ国の言語でライセンスとして用いられます。伊藤氏はクリエイティブコモンズは、技術的・法的な標準化のための手段であると考えるべきであるといいます。また、オープンソースとクリエイティブ・コモンズの差異について、ほとんどが重なっているものの、クリエイティブ・コモンズの方が少し夢が大きい、と述べました。

伊藤氏は最後に、アーティストだけではなく多くの人々がこのイノベーションに参加できること、是非このイノベーションに参加して欲しいということを述べ、スピーチを締めくくりました。(K.N)

[edit] Session 1B: BCCKS Workshop

Session summary: This workshop offers hands-on experience with BCCKS (http://bccks.jp), an online service where you can create a book-like work combining text and visuals, and publish it online.

Please note that this workshop starts from 11:00, earlier than other sessions, in order to offer sufficient time to go through the process of web book creation and publishing.


[edit] Session 2A: Technological Infrastructure: State of Affairs and Future Outlook

Session summary: Participatory culture, which entails a large part of Free Culture, becomes a reality when works are not only published under an (open content) license, but also shared, circulated, discovered - be it through a search engine or via word of mouth - and appreciated, commented on, and adapted. Participants roles are not just limited to creation here, but spans from creation to adaption. It is also observable that the new internet-based collaboration platforms foster a lively interactions between creators and their audience.

Creative Commons supported only a part of the process, mainly by offering easy-to-use tools for choosing and applying licenses. Other parts such as sharing, remixing and collaborating are left to the innovative individuals and organizations.

In this session, innovators in support technology fronts will discuss the present and future of the technologies for participatory culture.

People involved: Kouchiro Hayashi (Digital Content Association of Japan; Institute of Information Security), Tomohito Kinose (Niwango), Hironobu Azuma (Japan Research Institute), Kousaku Yamaoka.


技術の現状と展望:参加型文化を支える芸術の現状と展望 2008年07月30日

iSummit1日目のきょうは午後から「技術の現状と展望:参加型文化を支える芸術の現状と展望」と題するパネルディスカッションが行われました。このパネルでは、「ニコニコ動画」や「初音ミク」をはじめとする新たな技術を背景としたプラットフォームとそれが支える参加型文化の意義と可能性について話し合われました。


まず司会を務められた三菱UFJリサーチ&コンサルティングの太下義之氏から、歴史的なパースペクティブを踏まえつつ技術の発展と文化の変容の関係を様々な角度から問う必要があるのではないかという本パネルの核となる問題意識が示されました。


次に各パネリストによるプレゼンが行われました。1番目のパネリストである情報セキュリティ大学院大学副学長の林紘一郎氏は、著作者が何らの手続をとることなく著作権が認められる現行の著作権法制から、著作者が著作権を主張する条件として何らかの手続を求める登録型の著作権法制への転換の必要性を提起した上で、登録型の著作権法制を設計する上ではCCライセンスのアイディアとそこから得られた経験が非常に参考になるとの持論を展開されました。次にソフトウェア開発者の山岡幸作氏は、自らが開発中のCCライセンスの適用と利用を容易にするソフトウェアを紹介し、CCライセンスの利用者にとって真に使いやすい技術を実現するために広く参加者からのフィードバックを募りました。ニワンゴの木野瀬友人氏は、動画共有サービス「ニコニコ動画」で近々採用される予定のコニニ・コモンズを紹介し、法的ライセンスとしてのクリエイティブ・コモンズと一面ではより柔軟なガイドラインとしてのニコニ・コモンズノ共通点と相違点を説明しました。日本総研の東博暢氏は、ユーザーとクリエイターの架け橋となる新たなビジネスモデルの構築の必要性を提起し、コンテンツ業界の新たな経済モデルとなるべきMash Up Economy実現への道筋を示されました。Xartsの和田昌之氏は、自社の構築する版元とクリエイターのマッシュアップコンテンツのプラットフォームの魅力と可能性を訴えられました。エンターディヴの能見大二郎氏は、1つのコンテンツがいくつもの動画共有サイトで閲覧される現代のウェブのコンテンツ受容のあり方を踏まえて、従来のページ・ビュー単位の人気集計から複数サイトにおける閲覧を総合的に評価するネット上の新たな「視聴率」測定サービスの意義を提起しました。


パネリストのプレゼンとその後のディスカッションの議論の1つの軸になっていたのが、参加型文化を実現する上で、CCライセンスをはじめとする法的な枠組がどこまでの役割を担うことができるのか、あるいはどこまでの役割を担うべきなのか、という問いであったように思われます。参加型文化が花開くためには、CCライセンスのような法的枠組ばかりだけではなく、国ごとの文化やそれぞれのオンライン・コミュニティの暗黙の規範、市場のメカニズム、そして今日のパネルの主題である最先端の技術も欠かすことはできないでしょう。クリエイティブ・コモンズも、単に法的なライセンスを提供するだけでなく、参加型文化を支える文化や経済、そして技術を育む場となる必要があるのかもしれません。(S.N)

[edit] Session 2B: Cultivate Workshop

Session summary: This workshop will deal with collages. The instructors are the members of a design team of Sapporo-locals "Harmonica bldg". The team is a rising star and has received multiple awards both in- and outside of Japan. See Sapporo's creators' portal site "mosslinkage" for details.

People involved: Members of Harmonica bldg

[edit] Session 3A: Free Culture and Copyright Policy

Session summary: This session discusses current Japanese copyright policies taking such factors into account as law, economics, actual examples, and some new project by the Japanese Agency for Cultural Affairs. The discussants examine, role Creative Commons' and other open licenses are playing in the current copyright environment.

People involved: Daisuke Tsuda (IT/Music Journalist), Yoshiyuki Tamura (Hokkaido U.), Junghoon Kim (Keio U.), Masayoshi Sakai (Waseda U.), Nobuyasu Sawa (Mitsubishi UFJ Research & Consulting)、Naoto Ikegai (Creative Commons Japan)

2日目の11時から「自由文化と著作権政策」と題した政策パネルが行われました。このパネルでは、日本の著作権政策に関する各界の第一人者を招き、クリエイティブ・コモンズに代表されるインターネットやデジタル技術の可能性を最大限に発揮することのできる「自由文化」の発展に資する著作権政策とはどのようなものであるかを議論しました。


最初のパネリストである北海道大学法学研究科教授の田村善之氏は、まず著作権はそもそもなぜ保護されなければならないのかという問いを提起し、著作権の保護を正当化するためには功利主義的な基礎付けが不可欠であるとの見解をのべました。また、著作権のあり方を考える上で著作権法の立法過程に着目する必要性を喚起し、著作権法の立法過程では組織力をもつ特定の利益集団の利害が反映されやすく、組織が困難なユーザーやクリエイターの利害は反映され難いという問題を示しました。その上で田村氏は、メディア技術の発展と著作権法のあり方の歴史的な変遷を振り返り、著作権法が技術のあり方に対応した形で変化していく必要性を提起し、著作権法のデフォルト・ルールをクリエイティブ・コモンズあるいはパブリック・ドメインにすることを考えてもよいのではないかという大胆な改革案を提示されました。


早稲田大学客員准教授の境真良氏は、「二階建て」の著作権法制のビジョンを提示されました。境氏は、権利法の秩序である著作権法を改正することが困難でも、その上の契約法の秩序を変えることはできるとして、契約によりコンテンツの流通を促進する方策を示しました。その上で、コンテンツ産業とユーザーの間のコンテンツ流通をより円滑化するために、生産者の受益と利用者の自由を確保する制度のあり方を設計する必要性を提起し、「二階建て」の著作権法制においてCCライセンスが果たす役割の重要性を示されました。


IT・音楽ジャーナリストの津田大介氏は、まず初音ミクなどの事例をあげつつ、自由文化の盛り上がりの背景にはネットワークとデジタル技術の発展があるとの認識を示した上で、ネットワーク上のすべての活動がいわば「コピー」であり、そのことがインターネット上でのコンテンツの流通と利用のあり方を規定する重要なファクターになっているとの考えをのべられました。そして、従来の著作権法制に関する文化庁の仕事は、文化を保護する=クリエイター(権利者団体)の要望を聞き、権利者よりの著作権政策を行うことにあったが、コンテンツにかかわるプレイヤーが飛躍的に増大した今日の状況を踏まえて、今後は権利者の声だけ聞くのではなく、クリエイターの側面も持つユーザーやメーカー、インフラ事業者などの声を聞く、総合的な著作権政策へと転換していく必要性があるとの考えを示されました。


三菱UFJリサーチ&コンサルティングの澤伸恭氏は近年の文化庁の著作権政策の一端を紹介されました。澤氏は、著作権法の体系を維持しつつ、その上でコンテンツの自由な流通を促進するための政策を文化庁も進めているとした上で、文化庁の研究会がCCライセンスをはじめとした著作物の自由利用を許諾する意思表示システムの促進・普及策を検討した内容を紹介されました。その上で、意思表示システムには、第三者による不正な意思表示への対応、複数のライセンスを利用した場合のライセンス間の抵触などの課題が残されており、これらの解決が望まれるとの見解を示されました。


CCJP事務局の生貝直人氏は、クリエイティブ・コモンズの意義をビジネスの側面と政策の側面との二面から論じました。まずビジネスの側面として、米国のインターネット上の音楽レーベルであるMagnatuneや写真共有サービスのフォト蔵などの事例をあげ、CCライセンスをビジネスに利用することの有用性と可能性を示しました。その中でビジネスの現場でCCライセンスを設定する際に一つの課題になっていた例外条件の付与を定式化したCC plusの意義を説明しました。著作権法を共通の基盤とした上で、CCライセンスをはじめとする多様なシステムが競争しているのが現状であるとした上で、その基盤となるべき著作権法制をシステム間競争を促進する形に変革していく必要性を訴えました。


司会を務めた慶應義塾大学DMC機構准教授の金正勲氏が総括していたように、本パネルの中では、著作権法のレベルで登録制を導入するのか民間のイニシアティブに委ねるのかはともかくとして、何らかの形で著作権の登録制度が必要であるという点に関してはコンセンサスが得られていたように思われます。しかし、それではどのような登録制度が望ましいのかという点に関しては今日の時点では明確なコンセンサスは成立せず、その点は今後の課題に残されました。今後もこのパネルの問題意識を受け継ぐ各種のイベントなどでこの問題に関する議論が深められていくことを期待したいと思います。 (S.N)

[edit] Session 3B: Academy Session II (tentative title)

Session summary: Free/ open cultures according to the leading thinkers in the field. (Details to be decided).

People involved: Ronaldo Lemos, Jay Yoon, Mike Linksvayer

[edit] Session 4A: Education Model: Expansion and Reform

Session summary: The potential of digital culture in regards to education is still largely undiscovered. An internet-based, open exchange of knowledge might have considerable impact on how our society perceives and practices education. This session will introduce a number of people who, using cc-licenses among other tools, discover and practice new means of education. We will hear talks about their ideas and projects, and a discussion follows on which directions are promising for the future of education.


People involved: Yoshimi Fukuhara (Japan Open Courseware Consortium; Keio U.) Koichi Yoshie (FTEXT)

[edit] Session 4B: Live Video Editing Workshop with @Nifty Video Sharing

Session summary: Experience the cutting edge online video editing service that participated to the CC Music Video Competition "Onkei 2008". Join the chain of collaboration using CC licensed photos, videos, and songs with a highly intuitive interface.

2日目の午後は、オンラインで動画を編集できるニフティのビデオ共有サイトを体験するワークショップが行われました。

ニフティのビデオ共有サイトでは、自分で撮影したビデオを編集することができるのはもちろん、自分の動画にCCライセンスの付与された音楽や動画などの素材をつけることができます。ワークショップでは多くの参加者が実際にニフティのビデオ共有サイトでビデオの編集を体験し、様々な素材を組み合わせて自らの作品を創造する楽しさを実感していました。 (S.N)

[edit] Session 5A: Open Content Businesses

Session summary: Over the last ten years, the Internet became increasingly a basic infrastructure for our society and thus for a great number of business enterprises. Content distribution online is sometimes coupled with less restrictive licenses and distribution systems for copying, redistribution, and adaptation, giving birth to the term "open business." This session introduces some of the advanced enterprises in the field, and examines the free licenses for businesses, paying attention to business models, choice of distribution systems, how to use (or not to use) free licenses, advantages and risks for open businesses, instructive episodes, among other elements.

People involved: Hiroyuki Itoh (Crypton Future Media), (to be decided) (Nifty), (to be decided) (NTT or NTT Resonant),

[edit] Session 5B: Music Remixing Workshop

Session summary: Terre Thaemlitz, a publisher of a lablel and one of the leading artists in house/ ambient music, will provide a lecture on the meaning of remixing and sampling in music production, web distribution, and potential of Creative Commons Licenses based on his own experience. A demonstration of his remixing follows.

People involved:Terre Thaemlitz (Artist)



音楽ワークショップ「メタファーとしての音:サウンドと意味」

テーリ・テムリッツ氏は、川崎市に在住し、日本とヨーロッパを行き来しているサウンドクリエーター・プロデューサーです。自身のレーベルcomatonse recordingsを持ち、ハウスやアンビエントを横断する音楽作品を多数リリースしています。今回は、テムリッツ氏を講師として、「メタファーとしての音:サウンドと意味」と題し、音楽とそのリミックスについてのワークショップが行われました。


テムリッツ氏は冒頭に、世界中は全てサンプリングで溢れているように見えると述べます。 服/スタイル/身体の動作等を混ぜて(サンプリングして)、自己というアイデンティティが作られます。テムリッツ氏の覚束ない日本語は日本人からのサンプリングであるといい、トランスジェンダーというアイデンティティさえも、ジェンダーのサンプリングで成立していると言います。

テムリッツ氏は、次にコピーレフトについて言及しました。コピーレフトとは、著作権に対する捉え方の一つで、二次的著作物も含めて、すべての者が著作物の利用・再配布・改変できなければならないという考え方です。氏は、コピーレフトは著作権利用の選択肢というよりも再編成であり、リミックスであると言います。 テムリッツ氏は今存在するいくつかのコピーレフトシステムを例示しながらも、これらはサンプリングの問題を本質的には解決しないのではないかと問い掛けます。音楽の法律上の定義と、実社会上の音楽の文化的役割は異なります。音楽とはトラディショナルです。著作権の厳しい管理は購入者が音楽を自分のものと感じることを妨げるのであり、私達が自分達の文化を持つことを妨げるです。 また、サンプリングは文学の脚注のようなものです。オーディオサンプルは参照部分となり、音楽への理解をより深めるトリガーとなるのです。この脚注としての役割を考えれば、著作権やパブリックドメインが意味のないものであることが明らかになるでしょう。コピーレフトは、法律的技術をだけでない文化的な方法であると言えます。


サンプリングの方法について、テムリッツ氏は以下の視点を提示します。 サンプルした曲のリリック/サンプルしたミュージシャンの歴史とコンテキスト/サンプルした曲のジャンルとその関係/サンプルした曲の生産の状況/サンプルとあなたの曲の関係(類似性、ギャップなど)。 音が自分のアルバムのジャンルに沿うようにサンプリングし、しかしサンプルとは対象的なテーマを設定するといいます。ワークショップでは、自身の音源であるDJ Sprinkles『Midtown 120 intro』をサンプルとして具体的に考察が行われました。

テムリッツ氏は自身の楽曲の性質上、普通のサンプリングの許諾契約は困難であるといいます。 しかし、コピーレフトが浸透し、例えばクリエイティブ・コモンズでライセンスされた曲が増えれば、サンプリングの選択肢が増え、リスクを減らすこともできます。


ワークショップは、BGM―アンビエントミュージックからアニメ『クレヨンしんちゃん』の主題歌まで―が流れる中進んで行きました。それは、あたかもワークショップという時間自体が彼のremix作品であるかのようでした。

また、ワークショップではテムリッツ氏の制作した音楽が、意見表明の手段としてスピーチに代えて用いられていました。例えば一つは、ミシェル・フーコーの詩『作者とは何か』の朗読をサンプリングしてディープハウスに乗せた作品「Useless movement(無益な運動)」、もう一つは、「Whereas the party of the first part...(甲はここに…)」です。 これらの楽曲は、サンプリング・ミュージックとしての完成度も去ることながら、音楽を超え、スピーチとしても、演奏や創作、サンプリング、オリジナル、そしてアートという言葉の意味の再考を促しているように思えます。ディープハウスのトラックに乗って、スピーチは格段にスリリングさやシリアスさを増します。「作品に作者名をクレジットすることに意味があるのか」というその問い掛けは、自由文化の核心に迫るものとして、これからの著作権のあり方を考える上でも忘れてはならないものであると感じました。

上記の2曲は、ワークショップ内で紹介されたサイトPublic Record(サイトデザインがテムリッツ氏です。画面が点滅するのでご注意下さい)で、FREE MUSIC NOW(「今音楽を自由にする」と「無料音楽」のダブルミーニング)として無料配信されています。 是非ともテムリッツ氏のワークショップの追体験を。 (永井幸輔)

[edit] Session 6A: Copyrights from Creators Perspective

Session summary:

People involved: Joi Ito, Kenji Eno

[edit] Session 6B: C-Shirt Workshop

Session summary: C-Shirts workshop will give you the experience to use open contents, photos from Flickr and other sources to remix your design. With an easy-to-use web interface, you can create a design to be printed on a T-shirt. The design could be adapted from any of archived C-Shirt designs that people have created in the past and remixed, since they are all provided under a Creative Commons license.

Then you will get your own original C-Shirts printed at the print booth.

This workshop is currently expected to be available both for Japanese and English speakers, by having some bilingual staffs who can give simple instructions and help in both languages.

[edit] Session 7: Report back